【注文住宅】住んでみてわかった後悔ポイントまとめ|建築士でも気づけなかった失敗

結論から言うと、我が家の注文住宅の満足度は★★★★★です。かなり満足しています。

ただ、細かいところでは「こうしておけばよかったな」と思う部分もあります。

注文住宅は自由度が高い分、決めることが多く、住んでみて初めて気付くことも多いです。これは建築の仕事をしている私でも同じでした。

図面の段階では完璧だと思っていても、実際に生活が始まると想定と違うことは普通に起きます。

注文住宅は多くの人にとって一生に一回の大きな買い物です。だからこそ、これから建てる人にはリアルな体験談を知っておいてほしいと思っています。

この記事では、実際に住んで数年暮らした中で感じた後悔ポイントを、夫婦で振り返りながらまとめます。間取り・設備・動線など、住んでみないと分からなかったことを中心に書いていきます。

一番後悔したこと

庭の目隠し壁 ★★★★★

これはかなり痛かったポイントです。

我が家は敷地の南側、つまりリビング側がグラウンドです。見晴らしがよく日当たりも最高で、この立地はとても気に入っています。

リビングの大開口サッシから庭のウッドデッキがフラットにつながるようにしていて、リビングと庭を一体的に使えるようにしました。

新築時はグラウンドとの境界に塀を作らず、とりあえず住んでみてから考えようということで小さな壁だけ立ち上げて天然芝を張りました。

週末は友人を呼んでBBQをしたり、プールを出して子どもたちと遊んだりしていて、とても満足していました。

週末はグラウンドで少年野球をやっていることが多く、子どもたちが話しかけてきます。最初は可愛いなと思っていました。

でも、親やコーチが少し気まずそうにしていたり、たまに野球ボールが外壁に当たることがあって、だんだんこちらも気になるようになってきました。

さらに平日の昼休みにグラウンドで運動をする人がいて、妻は昼ごはんの時間はブラインドを閉めることが増えました。

これはまずいなと思い、新築時と同じように建築士の知識をフル活用して目隠し壁の設置を検討しました。

※ここに目隠し壁の記事リンク

※ここに図解:目隠し壁設置イメージ

間取り・動線で気になったこと

図面では問題ないと思っていても、生活してみると使い方が変わる部分があります。このあたりは注文住宅あるあるだと思います。

床下点検口の場所 ★★☆☆☆

浴室前に床下点検口を設けました。

お風呂上がりに珪藻土マットを置きたかったのですが、点検口があるため床がフラットではなく、そのまま置くとガタついてしまいます。

入居後しばらくは布製のマットを使っていましたが、毎日の洗濯が面倒で、劣化も早い。

今は工夫して珪藻土マットを使っていますが、最初から位置をよく考えておけばよかったと思いました。

床下点検口は必要ですが、生活動線との関係はよく考えた方がいいポイントです。

洗濯物の動線 ★☆☆☆☆

今の間取りは

1階の脱衣所に洗濯機
2階の寝室にホスクリーン
寝室から出入りするバルコニーに物干し竿

という配置です。

設計時は、洗濯したあと2階に持って上がって干して、そのまま寝室で収納する流れを想定していました。

でも実際に住んでみると、寝室ホスクリーンとバルコニー物干し竿はほとんど使っていません。

理由は

・2階まで洗濯物を持って上がるのが面倒
・外に干すと近隣のグラウンドや畑の土が洗濯物に付くことがある

今は1階の和室やリビング、ウッドデッキに簡易物干しを出して干しています。

※ここに物干しレビュー記事リンク

※ここに図解:1階中心動線と2階中心動線

でも今は生活動線が1階中心だけど将来子どもたちがそれぞれ子供部屋を使うようになったら2階で干して畳んで2階に服をしまうので家事動線も変わると思う。重要なのは生活スタイルの変化に柔軟に対応できるようにすること。

注文住宅を建てるときって家事動線をそこで確定させないといけない感じがある。洗濯機や浴室の位置は確定しないといけないけど、服の収納場所や洗濯物を干す場所って工夫次第でその都度変えられる。

階段の手すり ★★★☆☆

デザインと納まりが少し気に入っていません。

もう少し吹き抜けっぽくしてもよかったかなと思います。

ただ、スケルトン階段にしなかったのは正解でした。安全性や実用性を考えると今の形が現実的です。

北面の窓 ★★★☆☆

掃除できない位置の窓は汚れが目立ちます。

透明ガラスにしたため気になります。すりガラスでもよかったかもしれません。

窓は採光だけでなく、メンテナンスも考えて決めた方がいいと感じました。

コンセント位置 ★★★☆☆

これは注文住宅あるあるです。

コンセントは1箇所数千円なのに、打合せ終盤になるとなぜか削りたくなります。

終盤はコストが固まってきて取捨選択を迫られるフェーズです。

「ここも付けますか?」と言われると、ついやめてしまう。

でも住んでみると、ここにあればよかったなと思う場所が何度も出てきます。

住んでから思うのは、コンセントは多い方がいいということです。

迷ったら付ける。これが正解だと思います。

設備で気になったこと

IHコンロ ★☆☆☆☆

ガス火で調理したい時もあります。

パスタを作る時のアーリオオーリオや、肉料理でアロゼしたい時などは、やっぱりガス火の方がやりやすいと感じることがあります。

ただ、IHは掃除が楽で、使わない時は作業スペースとして使えるのが便利です。

揚げ物の油の温度を管理してくれる機能もあるので、日常使いではかなり助かっています。

卓上用のカセットコンロもあるので、致命的な後悔ではありません。結果としてはIHにしてよかったと思っています。

リビング照明が調光不可 ★★☆☆☆

リビングの照明は調光不可にしました。

常に電球色なので、日中に少し暗いと感じる時があります。明るさそのものというより、雰囲気が少し違うなと思う感じです。

昼白色にも変えられる調光・調色タイプにしておけばよかったと思いました。

当時は予算の兼ね合いで採用の検討すらしませんでしたが、ここはもう少し考えてもよかったポイントです。

スマートスイッチ未採用 ★★☆☆☆

これは完全に住んだ後に存在を知りました。

スマートハウス化する時に、LDKのスイッチもパナソニックのスマートスイッチにしておけばよかったと思っています。

予算との兼ね合いはありますが、個人的にはおすすめしたい設備です。

キッチン・水回りで気づいたこと

毎日使う場所は、図面を見ている時よりも、実際に暮らし始めてから気付くことの方が多いです。ここは夫婦で話しながら振り返りました。

キッチン収納 ★★☆☆☆

キッチン前は収納にしましたが、収納をやめてカウンターにしてもよかったかもしれません。

カウンターにすると、子どもたちに朝ごはんを出す時に楽ですし、寿司屋みたいに作った料理を出しながら食べられるのも良さそうです。

ただ、その分収納は減ります。

我が家はリビングで使うものをここに収納しているので、今の形にも便利さはあります。これはどちらが正解というより、何を優先するかの話だと思います。

キッチン高さ ★☆☆☆☆

キッチンの天板の高さは853mmにしました。

私は172cm、妻は168cmです。

注文住宅の場合、キッチンは高さも自由に変えられますが、数年間住んで実際に料理をしていると少し低かったかもと感じることがあります。

設計当時、そこまで真剣に考えられていなかったのかもしれません。

キッチンはクリナップのステディアにしましたが、ショールームでも天板の高さについてそこまで深く話して決めた記憶はありません。

とはいえ、一般的な高さではあるので、料理がしにくいとか致命的な欠陥というわけではありません。

浴室の窓 ★☆☆☆☆

浴室は窓なしにしました。

掃除が楽なのは大きなメリットです。

ただ、朝風呂に入る時に、窓があった方がもっと気持ちよかったのかなと思うことがあります。

今でも、窓があった方がよかったのか、なくて正解だったのかは正直まだ分かりません。

まとめ

細かい後悔はありますが、今の家にはかなり満足しています。満足度は★★★★★です。

注文住宅は自由度が高い分、想定と違う部分はどうしても出てきます。図面では気付かなかったこと、住んでから初めて分かることも多いです。

ただ、実際に住んでみて感じたのは、完璧を目指しすぎないことも大事だということでした。

生活スタイルは変わりますし、家の使い方も変わります。

最初から全部決めきろうとするより、あとから調整できる余白を残しておく方が現実的だと思います。

これから注文住宅を建てる人にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

※ここに「やってよかったこと」の記事リンク

※ここに「外構の記事リンク」

※ここに「住宅ローンの記事リンク」

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