家計シミュレーションを作ると、将来の不安はかなり整理できます。
でも、私が本当に「武器を手に入れた」と感じたのは、投資を組み込んでからでした。
なぜなら、投資は「お金を増やすため」だけのものではないからです。
家族の安心と選択肢を、現実的に増やせる手段だからです。
ここで言う「投資」は、短期売買や一発勝負の話ではありません。
私が言いたい投資は、基本これだけです。
- 長期・分散・積立投資
- 低コストのインデックス投資
- 毎月コツコツ続ける運用(ドルコスト平均法)
STEP4は、投資を“やるか/やらないか”を決めるステップではありません。
投資を入れた未来がどう変わるのかを、数字とグラフで確認するステップです。
この確認ができると、投資が「怖いもの」「よく分からないもの」から、**家計の中でコントロールできる“仕組み”**に変わります。
※STEP1〜3の流れをまだ見ていない方は、先にこちらから読むとスムーズです。
(内部リンク:STEP3「現金だけで作る家計シミュレーション」)
投資を組み込むと、家計シミュレーションが「守り」から「武器」に変わります
STEP1〜3のシミュレーションは、現金ベースで未来の安全性を確かめる作業です。
これはこれで、家計管理として最強クラスの“守り”になります。
ただ、現金だけだと見えにくいものもあります。
それが、**時間が経つほど効いてくる「伸びしろ」**です。
投資を入れると、家計はこう変わります。
- 貯めるだけ:積み上げた分だけ増える
- 投資も使う:積み上げ+時間の力で増え方が変わる
未来は1本ではなく幅があります。
だからこそ、投資をシミュレーションに載せて、幅ごと見える化します。
ここで大前提になるのが、生活防衛資金です。
投資を安心して続けるためにも、まずは守りの現金を別枠で確保しておきます。
(内部リンク:生活防衛資金の決め方 ※後でリンク)
複利は後半ほど効きます。時間は最大の味方です
長期・分散・積立投資の本質は、短期で当てることではありません。
時間を味方につけることです。
そして、時間を味方につけたときに起きるのが「複利」の力です。
複利は「増えた分にも増え方が乗る」仕組みです。
- 単利:元本に対してだけ増える
- 複利:増えた分にも増え方が乗る
言葉だとふわっとしますが、グラフを見ると一発で腹落ちします。
最初は差が小さく見えます。
でも、年数が進むほど、伸び方が変わっていきます。
この「後半ほど効いてくる」性質こそが、複利の強さです。
【画像案】積立投資の推移グラフ(利回り別の複数ライン:キューのExcelグラフ)
【図解指示】積立投資の効果(複利の見える化)
- 目的:複利は“後半ほど効く”を直感で伝える
- 要素:利回り別の資産推移ライン、年数、資産額
- 軸:横=年数(または年齢)、縦=資産額
- キャプション案:「複利は“後半ほど効く”。だから時間は最大の武器です」
- 注釈:利回りは幅がある/途中で下がる時期もある/生活防衛資金は別枠
このグラフが強いのは、利回りの違いを見せたいからではありません。
言いたいのはこれです。
同じ積立でも、時間が長いほど“効き方”が変わるという事実です。
※「複利って何?」をもう少し噛み砕いた記事も用意する予定です。
(内部リンク:単利と複利の違いを3分で理解する ※後でリンク)
投資は怖くない。健全な経済成長の恩恵を受ける仕組みです
「投資って怖い」「胡散臭い」
そう感じる人がいるのは自然だと思います。
でも、長期のインデックス投資は、怪しい儲け話とは真逆です。
やっていることはとてもシンプルで、経済の成長を支え、その恩恵を受けるという話です。
経済成長と言われてもピンと来ないかもしれません。
でも、私たちの生活を少し振り返るだけで、変化は十分感じられます。
- 通信・端末の進化(ガラケーからスマホへ)
- 仕事のやり方の進化(オンライン会議の普及)
- 技術の進化(AIの台頭)
便利なサービスや技術が増えるほど、企業の価値が積み上がりやすくなります。
私はこの「人類の進化の積み重ね」に、家計としても乗らない手はないと思っています。
※「インデックス投資って結局なに?」を丁寧にまとめた記事も別で作ります。
(内部リンク:インデックス投資とは|家計の味方になる理由 ※後でリンク)
投資で失敗する人の多くは「投資のやり方」が別物です
「投資で失敗した」という話は、たしかによく聞きます。
ただ、よく中身を見ると、こういうケースが目立ちます。
- 短期トレード中心
- FXなど値動きが大きい取引
- 中身がよく分からない商品への投資
- 一点集中で耐えられずに売ってしまう
私がここで言っている投資は、こういう“勝負”の投資ではありません。
長期・分散・積立で、低コストのインデックスに淡々と積み立てる。
このスタイルは、再現性が高いのが強みです。
※「投資と投機(ギャンブル)の違い」は、家計目線で一度整理しておくとラクになります。
(内部リンク:投資と投機の違い|家族を守りたい人の選び方 ※後でリンク)
選択肢が増えるほど、家族の安心が増えます
私が投資を「武器」だと思う一番の理由はここです。
増えることそのものより、選択肢が増えることが強いです。
家計は、ずっと平坦には進みません。
教育、住み替え、老後。まとまったお金が必要になるタイミングは、どうしても出てきます。
そのときに選択肢が少ないと、家族の意思決定が「我慢一択」になりやすいです。
一方で、長期の積立投資を組み込んでおくと、次のような“余白”が生まれます。
- 子どもの挑戦に、前向きに出せる可能性
- 住まいの選択で、詰みにくくなる余裕
- 老後の不安が薄れ、今を落ち着いて楽しめる感覚
投資は、家計の未来を「一点突破」で変えるものではありません。
日々の積み上げで、家族の安心を厚くするものです。
※「教育費をどう考えるか」は、家計シミュレーションと相性が抜群なので別記事にします。
(内部リンク:教育費の考え方|“正解探し”より先にやること ※後でリンク)
かの投資の神様、ウォーレン・バフェットも「長期」を推しています
短期で大きく儲ける投資は、どうしても“当てもの”になりやすいです。
うまくいく人もいますが、再現性があるとは言いにくいです。
一方で、長期・分散・積立は、派手さはなくても再現性があります。
ゆっくり、でも確実に「時間の力」を味方につける戦い方です。
かの投資の神様、ウォーレン・バフェットも、長期投資の重要性を繰り返し語っています。
短期で一気に金持ちになれる人はごくわずかでも、長期でゆっくり資産を築く道は、多くの人に開かれている。
私はこの考え方が、家族を守りながら資産を築きたい人に一番合っていると思っています。
※「バフェットの言葉を家計に落とす」記事も作る予定です。
(内部リンク:バフェット流・家計の守り方|長期で勝つ考え方 ※後でリンク)
私の投資の原則:先に積み立てて、残りで生活するのが一番強いです
投資は、気合いで始めても続きません。
家計の中に「仕組み」として組み込むのが一番強いです。
- 先取りで積立額を確保
- 残りの収入で生活を組み立て
- 生活水準を無理に上げない
- 必要ならシミュレーションを見て微調整
私のやり方はシンプルです。
毎月積み立てる金額を先に決めて差し引き、残りのお金で生活します。
この形にすると、投資のお金と生活のお金が混ざりません。
「投資を続けること」と「今の暮らしを守ること」を、同時に成立させやすくなります。
※積立額を決めるときの考え方は、この記事とセットで読むと迷いが減ります。
(内部リンク:毎月いくら積み立てる?家計が崩れない決め方 ※後でリンク)
STEP4の作り方:投資シートを追加して「レンジ」を見るだけでOKです
ここからは、具体的な手順です。難しいことはしません。順番にやればOKです。
1)まず「投資なし(現金だけ)」を完成させます
STEP1〜3で作った前提を固定します。
- 収入・支出の整理
- 年ごとの収支(黒字/赤字)の把握
- 生活防衛資金の確保(別枠)
ここがブレると、投資の比較ができなくなります。
(内部リンク:STEP3「現金だけで作る家計シミュレーション」)
2)毎月の積立額(または割合)を決めます
固定の金額でも、割合でもOKです。
大事なのは、続けられるラインにすることです。
- 手取りのうち◯%を積立
- 毎月の黒字のうち◯%を積立
そして決めたら、先に差し引きます。
残りのお金で生活を組み立て、生活水準を安定させます。
※「先取りで積み立てる」ための家計の整え方も、別記事にまとめます。
(内部リンク:固定費を見直して積立原資を作るコツ ※後でリンク)
3)利回りは「1本」ではなく「複数」で置きます
未来は1本ではなく幅があります。
だから複数パターンで置きます。
- 保守:低め
- 標準:中くらい
- 強気:高め
これで「うまくいった未来」ではなく、幅のある未来として判断できます。
※利回りの考え方(現実的な置き方)も記事にします。
(内部リンク:利回りは何%で置く?家計シミュレーションの現実的な考え方 ※後でリンク)
4)年に1回、シミュレーションを見て微調整します
投資は始めたら放置、でもいいのですが、家計は生き物です。
年に1回だけ、次を見直すだけで十分です。
- 生活が苦しくなっていないか
- 積立が無理なく続いているか
- ライフイベントに備える現金が足りているか
ここを確認できると、投資はさらに安心して続けられます。
※「年1回の家計点検チェックリスト」も作っておくと便利です。
(内部リンク:年1回の家計点検|投資を続けるためのチェックリスト ※後でリンク)
注意点:投資を強く推すからこそ、落とし穴も先に潰します
- 強気の利回りだけで未来を描くこと
- 生活防衛資金まで投資に回すこと
- 生活が苦しくなるほど積立を増やすこと
- 途中で不安になって売ってしまうこと
長期・分散・積立は、続けることが力です。
無理なく続く形に落とし込むのが、結局いちばん強いです。
(内部リンク:暴落が怖いときの考え方|売らないための仕組み ※後でリンク)
まとめ:長期の歴史を見れば、暴落は「途中の揺れ」です
STEP4は、投資で一発逆転を狙うステップではありません。
複利(時間の力)を味方につけて、家族の未来の選択肢を増やすためのステップです。
そして、長期の世界株(全世界/S&P500)の歴史を長く見れば、
一時的な暴落は何度もあっても、回復してきました。
【図解指示】世界株(またはS&P500)の長期チャートに「暴落イベント」を重ねる
- 目的:短期の暴落は大きく見えるが、長期では“途中の揺れ”になると示す
- 要素:長期チャート、ドットコム/リーマン/コロナの位置にラベル
- キャプション案:「暴落は何度もあった。それでも長期では回復してきた」
投資は怖いものではありません。
中身を理解して、長期・分散・積立で続けるなら、家計にとってこれほど心強い味方はありません。
家計シミュレーションに投資を載せる。まずはそこからでOKです。
数字とグラフで見える化できた瞬間、投資は「よく分からない怖いもの」から、「設計できる最強のパートナー」に変わります。
関連記事(内部リンク案)
(内部リンク:STEP3「現金だけで作る家計シミュレーション」)
(内部リンク:生活防衛資金の決め方 ※後でリンク)
(内部リンク:インデックス投資とは|家計の味方になる理由 ※後でリンク)
(内部リンク:投資と投機の違い|家族を守りたい人の選び方 ※後でリンク)
(内部リンク:毎月いくら積み立てる?家計が崩れない決め方 ※後でリンク)