家計シミュレーションの前に:家計簿アプリのススメ~楽して自動で“見える化”~

家計簿って、やった方がいいのは分かる。
でも正直、面倒くさそう。続かなそう。

もしそう感じているなら、たぶんその感覚は正しいです。
家計簿が続かない原因は「やる気がない」からではなく、自分で記録する(書く・打ち込む)仕組みが、そもそも続きにくいから。

しかも夫婦・家族の場合は、もっと難易度が上がります。
家計簿を正確にするには、夫婦2人がそろって「使ったお金を報告し合い、記録し続ける」必要がある。
でも人間なので、忙しい時期や気分でどちらかが面倒になった瞬間に、情報が抜けます。
抜けが増えるほど家計簿の精度は落ち、「どうせ正確じゃないし…」となって続かなくなる。

だからこそおすすめしたいのが、口座・クレカ連携で“勝手に増える家計簿”を作ること
この記事では、家計シミュレーションの入り口として「家計簿を続ける仕組み」を、最短手順でまとめます。


家計簿アプリのメリット(先に結論)

家計簿アプリの一番の価値は、「入力がラク」だけじゃありません。
僕が感じているメリットは、ざっくりこの5つです。

  • 口座やカード連携で、支出と残高が自動で集まる(抜けにくい)
  • スマホに入っているので、好きなタイミングで収支や資産を確認できる
  • 現金払いでも、その場で入力すれば“後回し”が消える(レシートも捨ててOK)
  • 資産(預金・株・投信など)がリアルタイムで更新され、総資産が一発で分かる
  • 資産が増えているのが見えると、資産形成のモチベーションが上がる😊

特に投資をしている人は、証券会社のサイトを毎回開いたり、複数口座の合計を自分で計算したりするのが地味に面倒です。
家計簿アプリで資産がまとまって見えるだけで、手間もストレスもかなり減ります。

僕も株式投資・投資信託をやっているので、資産が順調に増えていくのを見るのは普通にモチベーションになります。
口座連携なら評価額は自動で更新されるし、複数口座の合計資産も一発で見える。
「証券会社のサイトを見に行くのがだるい」「総資産を把握するのが意外と大変」って人ほど、メリットが大きいと思います。


家計簿をつける目的は「節約」ではありません

僕が家計簿をおすすめする理由は、節約テクニックを増やすためではありません。
目的はシンプルで、今の家計の収支をはっきりさせることです。

  • 収支が見える → 生活水準が「心地いい範囲」に収まっているか分かる
  • 収支が分かる → 将来の見通し(家計シミュレーション)の精度が上がる
  • 見通しが立つ → 今使っていいお金と、守るべきお金が整理できる

ここで大事なのは、支出を細かく分類して完璧に管理することではありません。
むしろ完璧を目指すほど、続きません。

僕の考えでは、家計簿は「今を把握するための道具」です。
完璧で綺麗な家計簿を作るために時間を使うより、その先の未来を考える(家計シミュレーションや投資の検討)時間に回した方がリターンが大きい
時間は有限で、いちばん価値があります。


月の収支で一喜一憂しない。見るなら「1年」で!

家計は、月単位だとブレます。
ボーナス、児童手当、車検、年払いのサブスク、固定資産税など、年に数回しか発生しない出費や収入があるからです。

だから家計簿は「今月赤字だ…」と落ち込むためのものではなく、
年単位でならして見て、家計の実力を確認する道具だと思っています。


家計簿が続かない原因は「手間」+「人間らしさ」

家計簿が続かないのは、性格のせいじゃありません。だいたい原因はこの3つです。

家計簿が続かない原因
  • 作成に時間と労力がかかる
  • レシート管理→後日入力が面倒で、記入漏れが起きる
  • ノートやExcelだと「見に行くこと」自体が手間
  • 夫婦2人がそろって記録し続ける必要がある(どちらかが止まると精度が落ちる)※夫婦でやる場合

僕の家も最初は、夫婦で手入力の家計簿アプリを使っていました。
正直、途中から僕は面倒になりました。。。笑
(うちのちょ子さんはしっかり入力を続けてくれていたので家計簿は機能していましたが、これは“2人でやり続けること”に依存した仕組みです。)

家計簿は、根性ではなく仕組みにした方が続きます。


解決策:口座・クレカ連携で「自動の家計簿」を作る

最近、キャッシュレス決済が一気に普及しました。
そのおかげで、銀行口座・クレジットカード・QR決済・交通系IC・証券口座などを連携し、家計簿に自動反映できる環境が整っています。

現金払いが多い生活圏だと、どうしても手入力が増えます。
でも、現金もその場で入力さえできれば問題ありません。
買い物した瞬間に入力してレシートを捨てられるのは、むしろアプリの強みです。


最初はこれだけ。3ステップでOK

ここで大事なのは、完璧な家計簿を作ることではありません。
最初のゴールはひとつ。

家計簿が“勝手に増える状態”を作ること

最初から全部の口座を連携したり、全支出を細かく分類しようとすると、だいたい挫折します。
だから、最初はこの3ステップだけでOKです。


【STEP1】家計簿アプリを入れる(紹介は2つだけ)

この記事では、僕が実際に使ったことがあるこの2つだけを紹介します。

先に結論を言うと、どちらも口座・カード連携で自動化できます
なので、最初は「機能の優劣」よりも、画面の見やすさ・操作のしやすさ(好み)で選んでOKです。

ただ、迷う人もいると思うので僕の結論も書いておきます。
僕は今、マネーフォワードの有料プランを使っています。
理由は、連携先が増えても運用がラクで、家計の収支と資産の動きをまとめて確認できるのが自分に合っていたからです。
とはいえ、最初から有料にする必要はありません。まずは無料で十分です。


【STEP2】連携は“1つだけ”やる(いきなり全部はNG)

アプリを入れたら、連携設定に進みます。
ただし、ここでやりがちな失敗がこれです。

❌ 最初から「全部の口座・全部のクレカ・全部の決済」を連携する
→ 設定疲れして終わる(そして放置)

だから最初は、連携は1つだけでOK。

おすすめはこのどちらかです。

  • メインのクレジットカード(支出が集まりやすい)
  • 給与が入る口座(収入の把握が楽)

キャッシュレス中心の人は「メインのクレカ」からが特におすすめです。
支出が勝手に入ってくるので“自動化した感”を最初に体験できます。


【STEP3】分類(カテゴリ)は“気になる1件だけ”直す

連携ができると、支出が入ってきます。
ここで完璧主義が発動すると、続きません。

❌ すべての支出を細かく正しく分類しようとする
→ これが一番しんどい。続かない。

だから最初にやるのは、たった1件だけです。

✅ 「明らかに違う分類」か「金額が大きい支出」だけ、1件直す

分類が曖昧な支出は深追いしなくてOKです。
たとえば、薬局で「薬・歯ブラシ・飲み物」を一緒に買ったら、日用品?健康?食費?…と毎回悩みます。
こういうのは、機械が自動で付けた分類をいじらない方が、続きます。


運用のコツ:後回しにしない(アプリの強みを使う)

家計簿アプリの良さは、スマホでいつでも見られて、いつでも入力できることです。

  • 収支や資産は、見たいときに見てOK(むしろ見るほど意識が上がる)
  • 現金払いは、その場でサッと入力してレシートを捨てる
  • 大きい支出だけは、できる範囲で分類を整える

仕事ができる人ほど「後でやろう」を減らします。
家計簿も同じで、“その場で終わらせる”だけで続きやすくなります💪


家計シミュレーションは「今すぐ」できる。精度は後から上げればいい

理想を言えば、家計簿は1年分あると精度が上がります。
でも「1年待ってからシミュレーション」では遅すぎます。

だから最初は、こう考えればOKです。

  • 収入:源泉徴収票や給与明細で「年の収入」を把握する
  • 支出:住宅(家賃/ローン)、保険、通信、車、教育など“大きい固定費”をまず押さえる
  • 変動費:ざっくりでOK(家計簿が溜まれば精度は上がる)

家計簿は、家計シミュレーションの精度を「後から上げるためのデータ」でもあります。
まずは今ある情報でざっくりシミュレーションをして、家計簿が育ってきたらアップデートしていきましょう。

STEP3 家計シミュレーション|未来のお金は“グラフ2枚”で見える化できるSTEP3 家計シミュレーション|未来のお金は“グラフ2枚”で見える化できる

まとめ:家計簿は「根性」じゃなく「仕組み」で続きます

  • 家計簿の目的は節約ではなく、収支をはっきりさせること
  • 月で一喜一憂せず、年でならして家計の実力を見る
  • 夫婦・家族は“2人そろって続ける”必要があるから、属人化しやすい
  • 最初は3ステップ(アプリ導入→連携1つ→分類1件)でOK
  • アプリの強みは「いつでも見られて、いつでも入力できる」こと

小さく始めて、仕組みで続ける。
それだけで、家計シミュレーションの精度と安心感は大きく変わります😊

STEP4 投資を組み込む家計シミュレーション|安心を「厚く」する複利の力STEP4 投資を組み込む家計シミュレーション|安心を「厚く」する複利の力

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