「将来のお金が不安」って、突き詰めると“金額そのもの”よりも、見えないことが怖いんですよね。
- いつ、いくら必要になるのか分からない
- 収入がどれくらい増える(減る)か分からない
- だから最悪の想像が膨らむ
STEP2でやるのは、その「見えない部分」を、ざっくりでいいから見える材料に変えることです。
このSTEP2がうまくいくと、次のSTEP3(グラフ化)で「判断できる状態」に一気に近づきます。
STEP1のおさらい|把握すべきは“手取り・支出・余り”の3つだけ
STEP1でやったのは、細かい家計簿を作ることではありません。
家計をこの3つに分けて、まず「今」を正確に知ることでした。
- 入ってくるお金(収入)=手取りベース
- 出ていくお金(支出)=固定費と変動費
- 残るお金(余り)=黒字
ここが曖昧だと、未来の予測もズレます。だから順番が大事です。
(内部リンク:STEP1 家計を把握するための考え方)
STEP2でやること|未来の収支を「少なめ×多め」で置く
家計シミュレーションは未来を当てるゲームじゃないです。
外れても困らない形を作るための道具です。
だから僕は、最初からこう決めています。
- 収入は少なめ
- 支出は多め
上振れはうれしい。でも下振れは家計に効く。
そして生活水準は、上げるのは簡単でも下げるのが難しい。だから最初から安全側に置きます。
この「安全側」の置き方を、STEP2では 収入 と 支出 の両方でやります。
1. 未来の収入を予測する|“意外と簡単”に置けます
収入の予測って、身構えるほど難しくありません。
大事なのは「完璧に当てる」より、家計が崩れない置き方をすることです。
僕がExcelでやったのは、ざっくりこんな考え方です。
収入予測の基本ルール
- まず「今の年収(額面)」を基準にする(源泉徴収票や確定申告)
- 会社員:会社の制度(給与・賞与・手当の決まり方)を見て、将来の年収を置く
- 個人事業主:過去2〜3年の実績から“安全側”に置く
- 賞与・残業代などブレるものは、平均より少し少なめにする
さらに、家計シミュレーションに入れるのは「年収」ではなく手取りです。
ここで細かい税計算を始めると一気にしんどくなるので、僕は過去実績から「手取り率」を作って、年収(額面)に掛けて手取り化していました(例:0.75倍)。
“続く形”にするのがいちばん大事です。
収入と年金の置き方は、長くなるので別記事にまとめました👇
(内部リンク:子記事① 将来の収入と年金はこう置けばOK)
2. 未来の支出を予測する|怖さの正体は「イベント支出」です
収入が置けると、ちょっと安心します。
でも、ここで不安が残る人が多い。理由はシンプルで、将来のお金の不安の正体はだいたい支出側にあるからです。
特に効いてくるのが、毎月の生活費というより「イベント支出」です。
- 教育費(いつ、どれくらいの山が来るか)
- 住宅(ローンだけじゃなく、修繕や設備の更新)
- 車(買い替え・維持費)
- 旅行・帰省・冠婚葬祭
- 税金(固定資産税など)
僕自身、Excelに年ごとの表を作って、子どもの年齢に合わせて教育費がどう膨らむか、ローンの年次、固定資産税みたいに“毎年確実に来るもの”を並べました。
この「年単位で並べる」だけで、漠然とした不安が“具体的な予定表”に変わっていきます。
支出イベントの置き方は、次の子記事で詳しく解説します👇
(内部リンク:子記事② 将来の支出(イベント)を予測する)
STEP2のまとめ|未来予測は「当てる」より「外れても困らない」こと
STEP2でやるのは、未来を正確に予言することではありません。
未来の材料(収入と支出)を安全側に置いて、次のSTEP3で判断できる状態を作ることです。
- 収入:少なめ(ブレるものは控えめ、手取り化して使えるお金に)
- 支出:多め(特にイベント支出を落とさない)
- そして、年1回のメンテで現実に寄せていく(STEP5で扱う考え方)
次のステップへ|STEP3で「グラフ2枚」にすると、家計は判断できるようになる
STEP1で「今」を揃えて、
STEP2で「未来の材料」を集めたら、
次はいよいよSTEP3です。
STEP3では、年ごとの収支と資産推移をグラフ2枚で見える化して、
「このままで大丈夫か/どこが危ないか」を判断できる状態にしていきます。
(内部リンク:STEP3 家計シミュレーション|未来のお金は“グラフ2枚”で見える化できる)